小劇場での配信テスト舞台「開演30分前」

演劇はどう配信したらよいのか・・・通常、演劇の配信や収録には客席内にカメラを立て、そこに一人づづのカメラマン、専用のスタッフ、大掛かりな機材、多額の予算を投じてでないと出来ないものだと思われていました。
ですがコロナ禍では、なるべく少人数で蜜を避けなければいけない。予算が少なく、お客さんを呼ぶことが出来ない小劇場の演劇はどうすればいいのかを模索して行った配信テストです。
舞台を右に左に動き回る役者を撮影するには、カメラにはパワーズームレンズとを電動雲台を使いました。遠隔でカメラを操作することでスタッフを極限まで減らすことを目標に行いました。
また、LAN環境の違いで生配信の映像の画質はどう変わるのかなども実験してみました。
映像・配信に関わるスタッフは2人だけ。舞台機構技術などは彩の国さいたま芸術劇場にも協力を頂き、総勢十数名のスタッフで、2020年7月第一回目の緊急事態宣言が明けた約1ヶ月後に開催。

新型コロナウィルスで生活様式が変わってしまい、すれ違う舞台役者男女2人のリアルタイムドタバタラブコメディ。 ソーシャルディスタンスやアルコール除菌など、コロナ禍ならではワードが散りばめられたの書き下ろしオリジナル作品は完成度も高く、好評を得ました。

LiveU Soloによる配信
今回の配信は三信電気株式会社のLiveU Soloを使用して配信をします。配信専用の館内LANを持たない彩の国さいたま劇場でどの程度の配信をすることができるのかを検証いたしました。
LiveU Soloは現在数多くのLAN環境のないライブ配信現場で採用されている配信用機器です。ノートPCよりコンパクトなサイズで配置場所を選びません。
詳細についてはLiveU Soloのサイトをご覧ください。
業務用館内LANによる配信
彩の国さいたま芸術劇場では2020年7月8日現在配信専用のLAN環境がありませんでしたが、業務兼用の館内LANを使用して配信しました。7000kbpsでの配信です。30分の配信中に何度かコマ落ちする箇所がありました。
insta360 one XによるVR動画
配信だけでなくいかにして演劇を動画コンテンツとして楽しんでもらうか?という観点から通常のカメラ映像だけでなく、360°VR動画での撮影も試してみました。360°VR動画はスマートフォンとVRゴーグルを使って視聴者の動きに合わせて画面が動きます。まだゴーグルの普及など課題の多いものになりますが今後の配信方法の一つと言えます。
今回の動画は全て初期設定のままで撮影し、4K解像度でアップしました。
公演情報
あらすじ
ここは劇団シェイキングスピアーズの本公演「ロミオとジュリエット」の開演30分前の楽屋・・・
 劇団の看板俳優、清水潔は何やら落ち着きがない様子で本番前を迎えていた。その時、彼女の佐藤ユキがすごい形相で楽屋に入ってきた。酒の匂いを巻き散らかす彼女は潔の浮気を疑い突然舞台を降板すると言いだした!浮気を否定する潔だが、「証拠の写真がある!」と潔に写真を見せつけるユキ。メイクも衣装も何もしていないユキを説得するタイムリミットは30分!果たして潔はユキを説得し無事本番を迎えられるのか!?そして浮気の真相とは・・・本番30分前の楽屋内30分間を描いたドタバタコメディ二人芝居。

キャスト
演出・脚本・出演
山口 萌美
@my_yukinoshita

出演
山崎 愛仁
@manahito_y


声の出演
左羽 知美
@saba_tomo


スタッフ
配信撮影・宣伝写真
伊藤 智美

配信技術・美術
伊藤 修嗣

レポート共同ライティング
西村 智宏

照明・音響技術協力
彩の国さいたま芸術劇場

主催
itodesign

配信環境
配信用PC MacBookPro / Windows10
配信ソフトOBS
キャプチャ
スイッチャー
Atem Mini Pro
配信先 YoutubeLive
通信 LiveU solo, NTT光
配信カメラ CANON XA40, EOS 5Dmark ⅳ,
SONY α6400, 7Rⅲ, AX700
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